雪の降る日はオペラを楽しもう

予想以上に雪が降っている。一日中止むことがなかったので雪かきも出来ず家にこもっていた。明るく晴れ上がった日は何事にも積極的に取りかかれるのだが静かにオペラを楽しむことにした。アルバレスの「ラ・ボエーム」(スカラ座)を一気に観た。フランコ ゼッフィレルリの演出でステージがとても美しい。何度観ても飽きないステージだ。アルバレスの歌う「冷たい手を」がとても良い。本物の馬、ロバが舞台を行く。高い竹馬に乗ったクラウンが通り過ぎる。アルバレスは食事の場面で本当に食べていた。骨付き肉をほおばっていた。もしや飲んでいるワインも本物、、、「ワインを飲んでオペラが歌えるの!」と私が言うと夫が「ヨーロッパの人は昼食にワインを飲んでも午後ちゃんと研究が出来るんだよ」と笑っていた。「ラ・ボエーム」の次は久しぶりにアルバレスとリチートラのローマンコロセウムでのライブ「DUETTO」を楽しんだ。私はオペラ、夫はひたすら読書の一日だった。
雪で買い物にも行けず1歩も外に出なかった。本当は新年会でM市まで行く予定だったが雪を見越して断りを入れておいて良かった。
夕食は冷凍庫に保存してあった豚の肩ロースを使うことにした。夫の誕生日バーティの残りのシャンペンが冷蔵庫にあったのでこれを大胆に使ったポット ローストを拵える。肉が柔らかくなってシャンペンの香りと甘みをほんのり感じる一皿になった。