春の海

朝7時台の出発は少し冷たかったけれど日が高くなるに従って春の光線が燦々と素晴らしい一日になった。仕事が終わって数名の有志と遅い昼ご飯をとった。海辺の美味しい魚介類が一杯詰まったごちそう!帰宅の特急を1台遅らせてOさんの提案で海沿いを歩いた。そよ風は肌に穏やか、外海の海水は青く、空気はやさしかった。遠くサーファーが1列に並んでいるのを見て「何故?」と問うと大きい波を待っているのだという。良い波が来るポイントがあちこちにあってサーファー達は自分の好きなポイントで次なる波を待つのだそうだ。こんなきれいな所でスポーツを楽しめて幸せ。我が家の前の、町の海でサーフィングする人たちがちょっと気の毒になった。昔は山の方が好きでスイスに住むチャンスを得たときは本当に嬉しかった。ジュネーブの町角を曲がるたび山が見えて。我々の住んでいた郊外のアパルトマンの窓からは近くのサレーブの山が見えて朝に晩に飽かず眺めた。しかし今では海の限りない広がりがとても好きになった。