同窓会は都会の温泉で

十年余り前の講座受講者のグループは今もって同窓会と称して年一回集まっている。夫が「メールが来ているよ」というので新着メールを開いてみてわたしは大笑い。夫が「なんだ。なんだ」と寄って来て文面を覗いて彼もまた大笑いした。数日前温泉好きの夫が新しく出来た温泉に行ってみようと言った。私の答えは「ノー」である。「あそこは駄目よ。知り合いが多すぎる。行くとなったら、サングラスをかけるか目出し帽か鉄仮面を冠るかしなければ行けないわよ」と言葉をつけ足したのだった。今日受け取った同窓会開催のお知らせを読むと何と開催場所が件の新しい温泉施設なのである。誰が場所を設定したのだろう。同窓会のメンバーには旅行社勤務のWさんがいて彼は今年の幹事だった。さては彼が決めたのか。