11日から12日にかけての真夜中のオペラ鑑賞は今日になって影響が出た。昼食後急激に強い睡魔に襲われた。午後出掛けたが夫の車の助手席に沈んでずっと眠っていた。3時間しか寝ていなかったが仕事は無事にやり果せた。1時間半もずっとオペラを聴きながらの旅、行きはよいよいだ。しかし帰りは電車の遅れでこわい、だった。強風のお陰で特急も遅れたし風に弱いことで有名な京葉線は待てど暮らせど来なかった。帰宅は予定より1時間も遅くなってしまった。行きでなくて良かった。行く先には20人近くの方が待っている。これからまだ10回以上、何事もないことを祈るばかりだ。
夜中の「ドン カルロ」は見応えがあった。このオペラが初演された日がちょうど3月11日と聞いた。それに今年はアラーニャが「イル トロバトーレ」を引っさげて東京に現れるし。舞台装置は今の現代化の波に乗ってシンプル。カラヤン指揮する極めつけのこのオペラを時折見ている私は舞台装置には余り目を向けずにひたすらアラーニャやハンプソンの歌に耳をそばだてた。特にドン カルロとロドリーゴの二重唱が好きなのだ。ハンガリーの歌手2人が歌っている二重唱を持っているがこれが本当に素晴らしい。これに勝るものが聴きたいのだ。
ハイビジョンのオペラ放映予定にアクセスしてみるとまた次の土曜日も真夜中の鑑賞を余儀なくされそうと分かった。