一人も楽し

桜の季節にふさわしい柔らかな暖かさに包まれた日だった。都内の桜より開花が遅れるこの辺りではまだ2、3分咲きといったところ。今朝はミモザを求めて公園に行った。何しろ大木はばっさばっさと切られた後なのでそれは淋しい満開だった。イタリアかフランスへ行ってミモザの満開の中で花の香りを思う存分吸い込んでみたい。
夫が松山の学会に出掛けて私は一人。一人もなかなか良い。何しろ2人で家にいるとお茶入れだけでも忙しい。朝食の紅茶に始まって夕食後のほうじ茶まで紅茶と緑茶をかわるがわる入れるのである。合計で6回ほどになるだろう。お茶となると何か甘い物は?ということでお茶の後はカップや皿洗いも馬鹿にならないのだ。
昨日も今日も朝から晩まで総て私の時間。昨日はお気に入りのアルバレス、リチートラのコロッセウム ライブ「DUETTO」、「アンナ マグダレーナ バッハの年代記」を観た。そして今日は最大ボリュームでアグネス バルツァのアリアを聴いた。バルツァは「エウリディーチェを失って」1曲を聴きすぐ気に入って迷わずCDを買った。「ドン カルロ」の中でバルツァが歌うエポリ公女は本当に素晴らしく「サラセンの歌」に魅せられている。
夜になってK子が来た。昨日の内に到着している彼女の冬服を整理するため。