闘うタラ

なかなかお天気が定まらない。昨日のように少し蒸し蒸しすると思ったら今日は北寄りの風が冷たく日が出ても気温が低い。それでも我が家の庭は華やぎエリカに続いて今は真っ白なリラが美しい。その隣にはハナミズキが満開のときを準備している。今年はカリンも随分咲きそうだ。
庭の楽しさにひきかえ部屋の中では愛猫タラが病気と闘っている。昨夜からことのほか生きることが大変そうで姿を見るのもやるせない。神経系統の病気を発症したのだろうか背中を丸めている猫が日に何度も発作を起こたようにのけ反る。その姿で10秒くらい固まってしまうのだ。動物病院の先生が「僕が飼い主だったらもう積極的な治療をしない」とおっしゃったがもの言わぬ小さな体で闘う姿がいじらしい。あのつややかだった毛並みもぼさぼさだし愛らしくそして賢そうだった目は悲しみをたたえている。いつも「タラの気持ちは全部分かる」と自信満々に言ってきたわたしだがこんな時どうしたらいいのか手をこまぬくばかりだ。