サーミーとmeewとトトタタ

海沿いの町、大きく開いた窓から海の見える家にサーミーとmeewという夫婦が住んでいる。この家の住民はこの2人とあとは壮年期の毛並みの美しい猫2匹。名前はトトタタ。今日は仕事の後いつも駅まで私に付き合ってくれるmeewさんが自宅に誘ってくださった。自宅を仕事場にしておられるご主人が在宅とあれば遠慮するのが当然だがそこは年の功、誘われるままにお邪魔した。猫という共通項があるためか挨拶もそこそこに話が滑り出したのには我ながら驚いた。言葉のやり取りを通して彼のことを、毎週会うことで親密度を増したmeewさんにぴったりの感性の人と理解した。トトタタのご両人は静かな生活に闖入したわたしを残念ながら受け入れてはくれなかった。ちょっと抱いてかわいがってみたがすぐ私の腕をすり抜けて何処へか隠れてしまった。地元で取れた素晴らしい金目鯛をお土産に帰宅した。