私の毎日夫の毎日

午前中に仕事が終わると脱兎のごとく帰宅した。ちょうど散歩から帰って来た夫と昼食をとってすぐ歌のお稽古に出掛けた。私の時間はいつも駆け足で過ぎて行く。あれもやりたい、これもやりたいと予定に組み込みカレンダーはいつも細かい予定で埋まってしまう。夫はそれを見ていつも「もっとゆっくり」と言う。リタイアして4年になると夫の生活は落ち着いて来て、前職に関係して出掛けることもあるが在宅が多くなった。最近の彼の生活はとてもシンプル。論文書き、読書、散歩それに例のパズル「数独」で遊ぶことである。私から見ればこの4つの作業のうち散歩以外は殆ど働かせる脳の部分も同じように思えてこれで日々のストレス解消になるのかどうか訊ねてみたくなる。しかし本人は至って楽しそう。「激辛数独」を始め何冊も買っているからパズルの出版社には大いに貢献しているはず。そう言えば数日前会ったSもご主人共どもはまっているとのこと。今度の来日にはバンクーバーの新聞に掲載されている「数独」を沢山コピーして飛行機に乗り込んだので退屈せずに成田に到着したと言っていた。