優秀な鍋

日曜日に仕事で遠出をするようになって2ヶ月が経った。毎日が日曜日のわたしにとって仕事が何曜日になろうが一向に構わないのだが普通の勤労生活を送っている人には土日が私的に動き易いのは当然だ。であるから我が愛猫タラの元飼い主であるN子夫婦が病気のタラを見にやって来るのは判で押したように日曜日。忙しい日曜日にプラス2人の夕食を手早く準備するのはなかなか骨が折れる。
こんなとき私を助けてくれるのがアメリカ製の5層構造のステンレス鍋だ。1キロ余りの肩ロースのブロックを調理して美味しく柔らかいポットローストが出来上がる。オーブンでローストポークを作ったらレンジの中は油でべたべた。後始末が大変だ。しかしこの鍋で作ると汚れるのはこの鍋一つだけ。本当に仕事が楽だ。今日も残っていたシャンパンを1カップほど注ぎ込んで極上の肉料理が出来た。皆が美味しい美味しいと残さず食べたのはとても嬉しい。この鍋の優秀さは他にもある。時々焼き芋を作るがこの時必ず鍋の中側が焦げ付く。だが使用後水を張っておけばひどい焦げ付きを苦もなく取り除くことが出来るのだ。最近日本の調理器具も良くなって来たが欧米の調理器具には本当に主婦のことを考えた良い物があるとずっと思って来たのは私だけだろうか。