金曜日の仕事をキャンセルしただけでいつもの仕事に復帰した。しかし声の調子はいまひとつ。自分でも発声に苦労しているのが分かる。今日も3時間の仕事だった。しかし徐々に良くなると思う。
夜になってF夫人から電話。このところ我々3人組は少々調子が悪い。キアーラが開腹手術を受けたのはかれこれ2週間前、ちょうどその頃不整脈で受診したF夫人、そしてあげくの果てわたしが声をつぶした。「お互い余り若くないのだからほどほどにしなくは、、、」と彼女は電話を切った。年齢を考えてもうそろそろ仕事をやめなさいというのが彼女の口癖。しかしわたしからライフワークのこの仕事を取り上げたらわたしは何を考えながら生きて行けば良いのだろう。今だって仕事に関係のない日が続くと脳みその運動が足りなくて腫れ上がっているようにさえ感じるのだから。それに何の予定もなく家にいたら生活にリズムもなくもっと体に悪い気がする。
Yさんからメールが来た。彼女は15年前わたしの講座を受けた人。今では音楽にまつわる話題で盛り上がるメル友だ。今日は最近聴いたラッセル ワトソンのコンサートの報告。サインまで貰って来たという。他の人は黙々とサインをもらっていたけれど彼女は大きい声で「サンキュー」と言ったらしい。なんとワトソンは「ユア ウエルカム」と応じたそうな。一瞬だけれど2人の間にコミュニケーションが成立したわけ。メールを書くYさんの嬉しそうな顔が目に浮かぶ。