天気に関する報道を見ては夫が温暖化による気象の激変をレクチャーするので耳にタコができている私だが今朝は思いも寄らぬ雨で行く手を阻まれた。新木場で電車を乗り換えた時は天候の不安を感じなかったのにりんかい線が地上に出たあたりで空は怪しい黒雲で一杯。すぐ降り出した。恵比寿に着いてみると強い雨が視界を遮っていた。昨夜の夜ニュースでやっていた集中豪雨の実験と同じだった。しばらく待ってみたものの一向に状況が良くならないので業を煮やして歩き出した。小さな携帯用の傘などこうなったら余り役に立たない。目的地に着いた時は薄い生地のスカートも麻のブラウスもひどい状態で本当に情けなかった。しぼれる程。ただ乾燥して涼しい空気の事務所の中では1時間もするとすっかり乾いていたが。
午後は同じような年齢の仲良し3人が集まり近所のホテルのラウンジでお茶をした。Cさんはこの間思わぬ病気で手術から立ち直ったところ。Fさんは94歳のお姑様の介護でご主人とともに頑張っている。そしてわたしはやれ「飛蚊症が出た」だの「背中に激痛が走る!」「風邪をひいた」とトラブルを起こすからみんな忙しく会ってお茶をするのは数ヶ月ぶりだった。お互いに好きな音楽の話、好きな演奏家の話で2時間過ごした。平和で穏やかな午後だった。