まるで若い娘のように

昨夜キアーラからインターネットの準備もしたからチケットどうしましょう?とメールがあったので即座にお願いするわと答えた。で私は大船に乗ったつもりでゆっくり朝から「美しいパースの娘」のDVDを大ヴォリュームにして楽しんでいた。11時過ぎ電話が鳴った。「あっ!取れたんだわ」とうきうき電話を取り上げると受話器の向こうのキアーラの声は慌てた様子で「ごめんなさい。まだインターネットが繋がらないの」と言う。チケットは私がとると言ったため一向にチケット会社と繋がらないので神経を使ったのだった。大丈夫よ!私もやるから。両方で取れたらそのときはその時。皆を誘えばいいじゃない?オペラはすっかり忘れてパソコンの前に飛んで行った。どうしても取りたいと思っているから慌てる。私の声を聞き付けて夫が部屋から出て来た。私を椅子からどけて74歳の夫がIL DIVOのチケットゲットの手続きを始めた。結果はすぐわかった。希望した月曜日の分は一時間ほどで終了していた。キアーラからの2本目の電話で火曜日の方が取れたと知った。やれやれ。私がモニカから聞いた音楽情報でハマったIL DIVOでここまで盛り上がってしまったとは、、、自分の年齢を考えると一寸気恥ずかしい。夫曰く「殺人あり、テロあり、飢餓ありの世の中だけれどここには平和があるなあ。ところで今日はまだウイークデー。誰がどこで同じ相手にパソコンを叩いているのかねえ。暇な人がいるものだねえ」と意味深ににやっと笑った。オペラ鑑賞はすっかり忘れていた。日を改めて見ることにしよう。