ライトなしの自転車

夕暮れが早まってスーパーでちょっと手間取ると辺りはいつの間にか真っ暗。それで今日は電池式のバッジを買った。この頃ペットの散歩のとき犬が首に付けていたりするあのチカチカ光るバッジである。我が家には散歩させる犬はおらずこれはわたし用である。
数日前の夕暮れ時公園近く樹木が街灯を遮る角を曲がろうとすると不意に目の前で自転車が急ブレーキをかけた。自転車はライトがあるにもかかわらずつけていなかった。何とかことなきを得たが本当に怖かった。知人の話では自転車に衝突されて穏やかで幸せな生活を失った人が近くにいるという。どうしたことか最近の自転車使用者の50パーセント以上の人が夕暮れになってもライトなしで走っている。過日のことでもライトがついていれば私はその光で見えない自転車の接近を察知できたはずである。だから自己防衛をしなければならない。バッジは直線の道では有効だけれど角では何の意味も持たない。やはり自転車の人には必ずライトを付けてもらわないと。ライトは自転車の人の行く先を照らすだけでなくすれ違う全ての人に自転車の存在を知らせるシグナルなのだから。