お土産は「iTalk」

都心の書店巡りに出かけた夫がニコニコしながら帰宅した。「良い物を買って来てあげたよ」と顔を上気させながら部屋に入って来た。夫の日本語表現はいつも少々おかしく自分のものを買っても「買ってあげた」と授受表現を使用し、自分のための買い物(勿論仕事に必要な書籍は幾ら高くても別だ。「あなたが買えとあまりに言うから仕方なくあなたのために買ったのだという意味。)を恥じる。で今日もそうかと思った。ところが今日は本当に私のための買い物だった。そして夕食後、急かされて老眼鏡をかけG5の前に座ったのだ。買ったものは「iTalk」でiPodに接続するレコーダーだ。小さくてシンプルなデザイン。それからマニュアルと液晶画面を見比べつつiPodによる録音を勉強する。使い勝手は、以前買ったがとうとう放り出してしまった製品とは比べ物にならない容易さ。最初の録音はなんと使い勝手を教える夫と習うわたしの音声だった。夫は一言ごとに「もっと理論的に考えれば簡単でしょ」と言い放つ。試行錯誤のすえ私も使えるようになった。録音したものはG5に保存する。自分の講座を録音して日本語のおかしい箇所をチェックしてみたい。それから月2回の歌のお稽古の録音もいいかも。家での練習に役立てたい。