美しく愛らしくエネルギッシュに

押し詰まった暮だというのにコンサートに行った。加藤登紀子の「ほろ酔いコンサート」である。私が日常的に聴いている音楽とは異なるけれど美しく愛らしくエネルギッシュな63歳から今年最後のプレゼントを頂いたような気分で帰宅した。ステージと彼女を愛するファンの垣根は本当に低くそのやり取りは温かかった。男性の多さは私の予想を裏切るもので同じ時代の空気を吸って一緒に生きて来たという感覚を持っている人たちが大半のようだった。わたしは時々後ろを振り返って会場の人々を眺めてみたが一様にリラックスして歌を楽しみそれを態度で表し彼女に声援を送っていた。こうなったら私(彼女より上の世代に属すが)も自分を盛り上げなくては、、、同行のOさん達ファン3人の仲間に入れてもらって手拍子も一人前に楽しかった。彼女の歌には心がある。「檸檬」を聴いた時は私の心も加藤さんの心にぴったり寄り添っていたと思う。ステージは盛り上がって40分の超過。今年最後のステージでファンと心行くまで楽しみたかったのだろう。素敵なコンサートを有り難う。