イヴのイヴの日

去年から続いていた講座の最終日を迎えた。全て終わって会のスタッフとの打ち上げの夕食は楽しかった。リラックスして生ビールを飲みカクテルも頼んでいつもと違う雰囲気の中女性8人の食事会は本当に居心地よかった。去年からこの素晴らしい人達とタッグを組めたことが素直に嬉しい。3時間はたちまち過ぎた。
さて彼女達に別れを言うと私の心は一瞬に切り替わって真っ直ぐ彼らに。今夜はソウルで聴衆を感動の嵐に巻き込んだはずの彼らにである。帰りの道もその歌声とともにあれば平気だった。帰宅してパソコンを見やると来週一緒に行く友人達からメールが幾つも入っていた。皆ソワソワドキドキウキウキで一人でイヴのイヴの日をやり過ごせないのだ。私はさっきからずっと彼らのアルバムで一番お気に入りの(順位を付けたくない程どれも気に入っているが)「Passera」を繰り返し聴いている。白状するがこの1週間ずっと大切にして来た何人かのクラシックの歌手達を殆ど聴いていないのに気が付いた。誰も止められないこの気持ち。夫も子供達も。この状態は彼らのファンになった一人一人に共通の心理状態だろう。コンサートが終わるまでそっとしておいて。でも驚いた。今までこんな風に音楽を聴いたことはなかった。