16回続いた講座の最終日。いつものことながら少々の疲れとある種の達成感と無事に終えられた安堵感が混ざった感情である。30人の受講者のうち18人が皆勤だった。皆勤賞に喜ぶ18人の嬉しそうな様子に私も気分が良かった。今回の講座には自他ともに認める素晴らしいキャリアを持ったしかしちょっと強面の紳士がいた。最初はこの方をどう扱ったら良いのか迷うところすらあった。不思議なことに16回の講座の4、5回目で彼の存在は気にならなくなり後半は私の力強い味方の一人とさえ思える程の変わりようだった。今日はその人から金子みすゞの詩を歌う合唱団のCDを頂いた。終わってみれば個性豊かな一人一人とのお別れはちょっと淋しい。しかしこれからが私の短いバカンスシーズンだ。海外旅行をするわけでもないが日々の暮らしの中でつんどく状態の何冊もの本を読み音楽を聴いて春の仕事始めの時への力を貯めようと思う。30人から頂いた赤の濃淡でまとめた美しい盛り花。夕食後写真に収めた。