早起きは三文の徳

「春眠暁を覚えず」という諺はわたしには通用しない。春の今頃になるとどんなに遅く寝ても朝5時頃には目がぱっちり開いてしまう。それでいて寝不足も感じない。仕事が一段落した今の時期は眠ければ日中ちょっと午睡も出来る。もう少し暖かければウオーキングに出かけるのだがこれも余りしたくない。それで早朝のオペラ鑑賞を思いついた。さっさと着替えを済ませて大きなマグカップになみなみと熱い紅茶をつくる。そしてパソコンの前へ。溜め込んだオペラDVDが相当あるから2、3日で一つ観ると決めた。最初はグルベローヴァの「清教徒」を選んだ。取りあえず今日は第1枚目のみ。タイトルが「清教徒」とあるだけにきらびやかさはなく柔らかな暖色系のステージが美しい。グルベローヴァが歌うエルヴィーラはなかなか愛らしくてわたしは彼女をを讃える合唱の場面がとても好きだ。久しぶりに丁寧に観てカルロス・アルバレス(わたしの好きなマルセロ・アルバレスとは違う人)のバリトンに敬服した。
今日は来月2日のコンサートの切符が届いた。行くか行くまいか相当迷ったのだがソリストは4強とも言える陣容。エヴァ・メイのステージは聴いたことがないし大いに期待している。その上3年前アルバレス、デヴィーアのコンサートで知り合ったA嬢とも再会出来るのが楽しみ。