好きなこと三昧

3日かかってグルベローヴァの「清教徒」を観終わった。寝ぼけ眼で起きだして来た夫が「朝からオペラとは、、、正気のさた?」と言わんばかりの表情で首をすくめながらまた寝室へ戻って行った。こうでもしなければ日中なかなか時間が取れないのだ。電話はかかって来るし返事を書かなければならないメールはあるし。それより出かけるところが幾つもある。昼から夫の車でちょっと郊外へ。目的地に着くまで今度はiPodでカラス、ディ ステファーノ版と最近買ったベッリーニ劇場版で「清教徒」を続けて聴いた。カラスのほうは古い録音で昔を偲ぶという感じだがベッリーニ劇場版はマリエッラ・デヴィーアがとても素敵なエルヴィーラを歌っている。彼女については「ルチア」を聴いただけだったので知らなかった。不覚。それにアルトゥーロを歌うテノールの高い音が素晴らしい。楽々と出すので驚いてしまう。同じアリアを他の人でいくつか聴いてみたけれど、この人W・マッテウッツィという歌手の高音が一番凄いと思った。これで一応「清教徒」は終わりにして今度は何を聴くべきか。続いてベッリーニの「夢遊病の女」を観よう。近いうちに宗教曲で聴く予定のエヴァ・メイが出ているし。