早起きしてウオーキングがてら近所の桜を見て歩いた。もうすっかり満開だ。昨日一昨日の暖かさで一気に頂点に達したようだ。
この数年毎年実行しているHさんとのお花見。今年はパーフェクトだった。3月29日は東京のお花見日としては快晴で気温も高く最高だった。今年は目黒の自然教育園東京都庭園美術館に決めていた。特に庭園美術館前庭にある大木は、昼時の暖かい陽を浴びて、たった1時間半くらいの短時間で(私たちが館内で展覧会を楽しんでいる間に)完全な満開を迎えていた。木の下で飲み食いする人もいない静かなところのお花見は本当に気持ちがいい。展覧会はイギリスの画家ウオリスの油彩画展。一生の大半を水夫として海に生きたこの人は70歳にして絵を描き始めたという。ほとんどが厚紙に描かれた絵である。しかもそれは手元にあった廃物利用と思われる厚紙。海を陸からの視点だけでなく沖からの視点で捉えているのが面白かった。さすが船乗りだ。
Hさんとは目黒駅で別れ、銀座へ出た。数日前BSで放映されたメトのガラコンサートで聴いたフローレスを聴いてみようとCDを買って帰宅した。