薄皮饅頭、厚皮饅頭

冷蔵庫を覗くとお彼岸に使ったあんこがまだ残っていた。それでお饅頭を拵えることにした。昔母が手際よく短時間で拵えるのを見ていたのを思い出して。わたしは薄皮饅頭より厚皮?饅頭の方が好きだ。粉ものが好きなのだ。だからピッツァも同じ。薄すぎる生地のピッツァは食べたくない。手に取ると上の具の重さで生地がへなへななるようなのは嫌い。昔イタリア人の奥さんに教わったツナとアンチョビをベースにしたピッツァは生地が5ミリ以上あって上の具とともに粉を味わうものだった。我が家のピッツアは初めて作ったこのピッツァの延長線上にある。さてわたしのお饅頭はあんこより皮の分量の方が多い。それとふくらし粉に重曹を少し使う。今日は中のあんこに白玉団子の小さいのを入れてみた。あんこを割ると白い可愛らしい白玉団子が出て来る。ちょうど桜の花の塩漬けがあったので幾つかにはこれを飾ってみた。桜の香りが良かった。味はそこそこ及第したらしく夫に好評だった。おやつに一つずつ食べたがもう一つ食べたい。しかしそれは多すぎる。それで夕食はお饅頭と具沢山のスープという摩訶不思議なものとなった。これは夫の提案だから問題ない。