さくら広場

夫を引っ張って昨日と同じ場所へ桜を見に行った。
昨日、Iさんとランチをしたとき今年の桜が話題になった。わたしが一言「今気になる桜があるの、、、」と呟くと積極的な彼女は善は急げとばかり車を走らせてくれた。去年まだ仕事で都心へ出かけていた春、車窓から一瞬見た桜の固まりがこの桜の時期思い出されてどうしても確かめたかったのだ。そこが「さくら広場」だった。敷地に入ってみるとそれは見事。冬の気温と風と雨の中、人は指折り数える程だった。私たちは満開の桜に囲まれ寒さを忘れ興奮していた。若木が505本整列していて飲食も駄目、濃いピンクの提灯もない。この清さに感激した。帰宅してからパンフレットを見て納得した。今をときめく安藤忠雄のデザインした公園なのだ。ワシントンの桜見物の映像を見ても人々はただ楽しそうに桜の下を歩いているだけ。そんな花見を羨ましく思っていたからとても嬉しい。管理者が変わっても何があっても(たとえ花見に来た人たちからの要望のプレッシャーがあっても)、ピンクの提灯もなく桜の下の飲み食いもない、シンプルに桜だけを楽しめる公園を貫いて欲しい。