グレース・ケリー 美しい人美しい生活

アジア婦人会の国際バザーに出かけた。毎年友人から回ってくるチケット。売りさばくのに苦慮するのを見ると自分一人の分でも買って協力しようと思う。女性を中心に大勢が集まっていた。アジアの各国の物産、食べ物がところ狭しと並んで賑わっている。一通り見て回りいつものことながら私はインドネシアの女性デザイナーのアクセサリーを一つ、インドのタンドリーチキン、カリー、サモサなどを買い込んで早々に退出した。
今日の次なる楽しみはデパートで開催されているグレース・ケリー展を観ること。美しい人の美しい生活が彼女の写真、残した衣服、楽しんだ押し花作品などからうかがえた。1950年代60年代、彼女が活躍した時代はわたしと年齢的にも重なる部分があるから、今のように過激でなく、エレガントでクラッシック、そして永遠に美しいと思えるドレスのデザインに「ふむふむ」と納得し、感激した。その上目の前にあるドレスの数々を身につけた人は王妃さまでとびきりの美人だったし。婚礼のドレスは19世紀のレースのボディにシルクタフタのスカート部分を持つ素晴らしいシルエットのもの。婚礼の日、彼女が持ったブーケはミューゲ、つまり鈴蘭だった。美しさに見とれた。それにもう一つグッチが制作したというシルクスカーフに見入ってしまった。明るい彩りの花々がデザインされていてあちこちにバッタ、てんとう虫、蝶々、蜂などの昆虫も描かれている。このスカーフがグレース・ケリーの襟元を飾っていたのかと思うだけで楽しくなった。夕食後娘達、友人にメールで観ることを勧めた。