筍、筍、筍

昨日今日と我が家の夕食は筍づくし。その前日昔の同僚との1年に1回の食事会が新宿であった。筍は一人の同僚が運んで来た。先祖伝来の屋敷の中にある竹林の産物である。2人の友のためAさんは4本ものなま筍をはるばる持参したのだった。どんなに重かっただろう。そのうち2本を頂いて帰宅した私にしても途中で放り出したい程重かった。しかし掘り上げたばかりの筍は茹でるとこれが筍?と訊きたい程柔らかかった。筍ご飯、わかたけ煮、おすまし、筍と鶏肉のうま煮、木の芽和えなど定番だけれど美味しい家庭料理を味わった。食事のとき急いでテーブルの上を撮影し、ジュラの麓に住むU子さんに季節の料理のお裾分け、日本の春を目で楽しむようにメールにペーストした。食事をしながら夫がジュネーブで竹やぶをみたことがある、、、と言い出した。「じゃあ、ジュネーブ産の筍も食べられるかしら。U子さんはジュネーブで筍を掘ったことがあるかしら」と私が応じたがその正解は分からない。すくなくとも30年前のかの地のスーパーでは筍の影さえ見ることはなかった。