逃げ込んだ先は美術館

仕事の帰路、突然の強いにわか雨で逃げ込んだ先は美術館だった。そして鳥居清長ー江戸のヴィーナス誕生ーを観た。新聞記事の中で「夏の薄地の袖に通った腕が透けて見える、、、」とあったのを確認したかった。予定では6月になったら行こうと思っていたから今日の行動はにわか雨によるとっさの思いつきだ。海外に流失した作品もニューヨーク、ボストン、シカゴ、ホノルルから里帰りしてこの浮世絵展は美術館の総力を挙げての企画だったのでは。有り難いことにちょうど美術館ボランティアによる説明に参加して代表作品の鑑賞の仕方を聞くことができた。変わり易いお天気も幸いして?入館者もまばらななかで至福の2時間を過ごすことが出来た。都心からちょっと離れたこの地で宝物を見つけた気分だ。