オペラとゴスペルの日

仕事のための外出がないのんびりした日。しかし雨が降ってはまだ終わっていない庭仕事も出来ない。そこでオペラ三昧。一人きりのリビングにゆったり、最大音響で観ると疲れもストレスも吹っ飛んでしまう。ドニゼッティの「ランメルモールのルチア」を通して観た。午前中は2004年新国立劇場上演の物。お気に入りのアルバレスの美しい声にしびれた。リモコンを手に観たい場面は2度3度と繰り返してみた。午後、別の「ルチア」を観たがルチアを歌うのはボンファッデッリ。さすが時間切れで半分で止めた。
忙しく夫の食事の準備をして夕方からキアーラとゴスペルを聴きに行く。アメリミシシッピー州のゴスペルクワイアの演奏。ピアノ、サックス、バイオリンの伴奏もあったが14人が作り出すアカペラのハーモニーはいつも聴いているクラシックとは違う音楽の夕べだった。演奏の合間にメンバーがゴスペルの歴史を説明した。歌詞をもらったが詩の内容は全て神への信仰と祈りの言葉。いま日本で流行っているゴスペル調アカペラ音楽とは違う気がする。私が知っていたのはたった1曲、バスの男性が歌った「Deep River」だけ。終わってからクワイアメンバーと一言二言言葉を交わし写真を取り合って再び雨の中を帰宅した。