国際恐竜協会会員

夫がいつも言う。「メール1本でもチェックを大切に。1にも2にも3にもチェックだよ」更に言う。「ゼロ1つ少なく打ち込んだだけで会社が大損害を受けた例もあったよね」数字や記号に絶大な注意を払っている研究者の夫はチェックに厳しい。確認という作業に謙虚に従う。私は対照的な存在。変換ミスは多いし、日本語そのものがおかしい時すらある。今日は仕事でT市へ行った。今年の担当者のYさんとは初対面だったが目を見合わせたとたんに同じことを思ったのかくすりと笑い合った。今日の講座のためメール、電話の連絡は過去、何度もした。自己紹介を書いてくれと言われてぱたぱたとキーボードを叩いてメールしたことがあった。ほどなく貰った電話でYさんは「ご趣味が広くて、、、」というのだ。「えっ!趣味のことなど書きました?ちょっとお待ちになって、差し上げたメールをチェックしますから」慌てて古いメールを開いて見て驚いた。国際交流協会会員が国際恐竜協会会員になっていた。幼い息子とともに覚えた多くの恐竜の名前は今でも覚えているし、隣町で開催された恐竜展には夫と何度も行ったけれどこんな協会に入会した覚えはない。書いたものをチェックしないで安易に送ってしまった私。この打ち間違いは愛嬌があっていいけれどそれでも打ち間違いはない方がずっと良いのだ。