金谷武洋講演会そして懇親会

講演を終えて多くの人と挨拶を交わし談笑していらっしゃる金谷先生に近付く。「先生、カモミールです。カモミールティーを飲みながらお書きになったメールを拝読致しました」とハンドルネームで自己紹介しつつ握手を求めた。先生については既に著書を通して理解していたからか初対面という気がしなかった。この日、先生ご夫妻は三上先生の妹さんを始めゆかりの方々と墓参を済ませて講演に望まれたという。1時間半を越えた素晴らしい三上章論であった。敬愛する師の出身地での講演を無事終えられた先生は感極まって言葉を詰まらせた。先生のそんな様子を目の当たりにして私も感激の頂点にあった。そして一緒にはるばる飛行機で駆けつけた田中さんとうなずき合う。この会には三上章の妹さんも出席しておられた。高齢ながらお兄様の業績をずっと守り続けて来た気概、誇りを感じるお姿だった。夕刻から始まった懇親会では金谷先生を巡る多くの方々と知り合った。素晴らしい方々だった。金谷先生を中心に輪が広がって行く。
田中さんと私、昨朝西船橋駅で会ってから今夕新橋で別れるまでなんと多くの事を語り合ったことか。幾ら切っても金太郎あめは同じ顔が出て来るが彼女ったら切るたび違う顔の金太郎さんが出てくるので研究対象としても素晴らしい女性。2人はお互いのなかに様々な共通点を発見した。「モーターサイクルダイアリーズ」を恵比寿までわざわざ観に行ったことがその証明か。2日の旅行は本当に実りあるものだった。しかし彼女よりずっと年上の私、明日疲れが出るのが怖い。彼女と別れてからは会場でiPodにメモした(個人用にと先生の快諾を得た)講演を耳に帰宅。