去る日曜日の講演会が終わっても頭の中は色々考える事で一杯。それに三上章への著者の厚い敬愛の情を思うとこちらの心の中も普通じゃない。先生の著書4冊をぱらぱらめくっては一番近くにいる夫に話し、広島行きの話を待っていた友人達にメールを書いては一人感激して数日が過ぎた。これからはせめてピリオド越えを多用した自然な日本語を書く努力をしよう。
今日は溜まっていたメールの整理、秋の仕事の段取りで忙しくした。ボーズスピーカーから流れるドミンゴとコトルバスの「ラ・トラヴィアータ」を聴きながら。コトルバスは切なさを歌いきっていて時々パソコンを打つ手を休めては聞き入ってしまう。夜になってやっと時間の余裕ができたので今度はDVDを観る。これは去年の夏新国立劇場で観たもの。実際に観たものがDVDで再び楽しめて嬉しい。Aさんから教えてもらったフィリアノーティのアルフレードがなかなか良い。それにしても脇を固めるのが日本人歌手だが最近の若い人は皆すらっと背が高いからステージも見栄えがする。久しぶりに十分音楽を聴いた気がした。