レマン湖畔のシャレーを夢見て

イギリスのKから聞いた話。2番目のお嬢さん(覚えているCはジーンズの似合う中学生姿だ)、C夫妻がレマン湖を見下ろす小高い所に古い古い農家を買ったと言う。3年前の事。最初は、あまりに古くてこれをリフォームするのは無理じゃないかと周囲の誰もが思ったそうだ。そして夫妻と子供達は冷たいすきま風が容赦なく入り込むこの田舎家で一冬を過ごしたのだという。Kはとてもじゃないけれどこの家には泊まれなかったそうだ。しかし今年はとうとうショファージが完備してずっと快適になった。来年はキチンの改造。そして幾つもの寝室も、、、次々としかし時間をかけて改装を進めて数年後には美しいレマン湖畔のシャレーの誕生を夢見ている二人。その時は私も泊まりに出掛けたいものだ。「遥かに聳ゆ山の上に、古きなつかし山小屋あり、、、」受話器を置いた後昔々皆で合唱したスイス民謡を思い出していた。