ズッパ イングレーゼ

近所の小さなカッフェでお茶した。この店ではケーキセットで紅茶を頼むとポットで出る。これが嬉しい。ケーキセットでは多くの店が紅茶をカップで出す。こんな時コーヒーを頼めば良かったと思ってしまう。紅茶はお湯にTバックをちょっと浸しただけのようで損したと思ってしまうのだ。以前の事だけれどマサ子さんと入った名のある店でケーキセットを頼むと紅茶大好きの私たちの前に置かれたティーカップには殆ど半分しか茶色のお湯が入っていない。余りの事で少ないと二人で言うとちょっとお湯を継ぎ足しはしたけれどウエートレスにはサービスする気なんかさらさらないようだった。
ところで今日はケーキをズッパイングレーゼにしてアールグレイを頂いた。「ズッパイングレーゼ」、、、つたないイタリア語の知識で訳してみるとイギリスの、イギリス風なスープという意味か?クリームが載ってちょっとお酒の香りがした。帰宅して伊日辞書を引いてみる。「スポンジケーキにリキュールをたっぷりかけ、その上にクリームを載せたもの」とある。今日食べたのもそんな感じではあった。でもまだ良く分からない。今度はインターネット検索をしてみた。いくつもレシピや作り方が分かったけれどまだ実像に近付けなかった。ふと思い出して本棚にある英語で書いたイタリア料理の本をめくってみた。ズッパイングレーゼは英国風トライフルのコピーであると書いてあった。やれやれ、これで納得。元はと言えば残り物のスポンジケーキや果物をクリームと代わる代わる重ねて作るイギリスのトライフルのコピーだったとは。ズッパイングレーゼで1時間程遊んだ。