Russell Watson コンサート

わたしのiPodライブラリに入っている中身を「songs」に合わせてアルファベット順に並べ替えると「カルーソー」はアンドレア・ボチェッリ、IL DIVOルチアーノ・パヴァロッティラッセル・ワトソンの順で1組と3人の歌手の歌唱が次々と聴ける。ライブラリに入れてはいないが他の歌手の「カルーソー」も何人か聴いたことがある。偉大なイタリアの歌手カルーソーへのオマージュとして皆、個性的にしかも心を込めて歌い上げる。しかし当然のことだがどの歌い手も盛り上げて盛り上げて最後はフォルテで息一杯音を伸ばす。その中でラッセル・ワトソンはある程度のところで潔く切ってしまう。私はこの終わり方に特にこだわる。音を切った後、ない音の中になにかもの凄い余韻を感じるのだ。明日そのワトソンを聴きに国際フォーラムに出掛ける。大病のあとの彼がこれと「ネッラ・ファンタジア」をどう歌いきるか気遣いながらも期待している。