生き方を学ぶ

銀座松屋で開催中の「ターシャ・テューダー展」に行く。93歳になった彼女にこんなに多くの女性達が惹かれていたのか、会場に行って驚いた。自分の生き方を貫いて93歳。いつも自分を信じて前向きに進む華奢なターシャはしなやかで大らかでダイナミックでさえある。誰にでも真似できることではないし、置かれた立場もそれぞれ違うけれど「己れを生きる」ことの意味をターシャは身をもって示してくれる。
午後は私のミュージックライブラリから「Panis Angelicus」CDを作った。Oさんがコーラスで勉強中というので。私がこれを初めて知ったのは大学生の時。聖歌隊で歌った。「天使の糧」と訳されていたと記憶している。わたしのライブラリに入っているこの曲の歌い手で一番好きなのがアンドレア・ボチェッリ。曲の持つ宗教性を強く感じる。デル・モナコやアラーニャは朗々として素晴らしい歌唱だが「我はオペラ歌手なり」と宣言しているよう。