穏やかな一日の過ごし方

ゴールデンウイーク最初の日は至極穏やかに過ぎた。早朝のウオーキングと温泉、そしてパエリア作りで。早起きしてみると思いのほか手先が冷たい朝だった。しかし5時過ぎ海辺に飛び出した。海面にはもやがかかっていたが1時間半のウオーキングの帰路には清々しい春の海色を楽しんだ。昨日T市での5回講座が終了してしばし仕事の事は考えずに過ごせる。思い描いていた仕事になって満足な私。受講の皆ともうち解け合いよい時間が持てた。仕事の鞄を整理した後は先日に続いてドミンゴ扮する「アンドレア・シェニエ」のDVDの後半を観る。若いドミンゴの張りのある美しいテノールに感激。それにもましてカルロ役のピエロ・カップッチルリの歌唱にうなってしまった。この人はカラヤンの「ドン・カルロ」の中でロドリーゴに扮していてその存在感に圧倒された人である。死に行くとき若い王子を諭すように歌う場面には本当に胸がぎゅっとなる。またDVDを出して彼のロドリーゴに会ってみよう。
午後は夫と温泉に。軽い腰痛持ちの夫は毎日の温泉療法と北欧製バランスチェア使用で体調を管理している。夫は年に数えるほどしか内湯には入らず毎日時間さえあれば車で温泉通いだ。それに時折私もお供する。
一昨日コストコで買い込んだムール貝に更に魚介を買い足して今夜は豪華パエリアを拵えた。E子のスペイン土産のサフランをたっぷり入れてきれいな黄色の美味しい米料理が出来上がった。スープとサラダだけを添えたシンプル且つ豪華な祭日の夕飯が出来た。