早朝ウオーキング

5時前にぱっちり目が覚めた。早寝をするとこうなる。寝室から階下に降りて行くと玄関から明るい日が射し込んで久しぶりの晴の朝だった。熱い紅茶を飲んでウオーイングに出る。ここ2、3日今日ほど晴れなかったが雨に見舞われることなくウオーキングが続いている。ただの毎日のウオーキングでも色々なことがある。生まれたばかりの子猫の兄弟が捨ててあったり、、、川沿いを歩いて行くと4メートル道路になにかある。だんだん近付いてみると人が倒れているのだ。側には衣服やリュック、ペットボトルも散乱している(ように見えた)。私を追い越して行った自転車の高校生はその人にちょっと目をやってから自転車を大きくカーブさせてその場を通り過ぎて行った。今度は私が近付く番。病気か、、、でもこのご時世。心配して声をかけるのも怖い。後ろを振り返るとジョギングの人がやって来た。そしてこの老人が声をかけた。「大丈夫ですか」「ええ」「病気じゃないんですね」「違います」昨日の雨がまだよく乾いていない道路を半分占拠して横たわりタバコをすっていた40代の男性はそう答えた。「びっくりするわ。こんなところに寝ているのは変じゃありませんか。心配しますよ」私は言ってしまった。そのあとこの男性が追いかけて来ないかちょっぴり心配しながら歩を早める。帰路、同じところを通ったけれどもう彼はいなかった。